WOMAN'S VALUE AWARD

株式会社ウェルクス 代表 伊奈 絵里佳 様

私は子どもの頃から、活躍する女性たちを身近で見て育ちました。一方で日本のジェンダー・ギャップ指数が低いことに驚きました。自分がロールモデルになり、日本の女性がもっと活躍できるようにしたいと思い、化粧品会社(資生堂)に入社しました。仕事に没頭する中で、知らないうちに身体に負担がかかり、子宮頚がん高度異形成になってしまいました。初期段階で分かっていたものの、正しい情報を得て、対処してないことが悪化の原因でした。治療のため通院・手術を経て、ヘルスリテラシーの重要性やフェムケアに気を配ることを学びました。これらの経験から、女性の健康をサポートする仕事をしたいと思い起業しました。一つの取り組みとして医師・専門家と協力してメディアを運営し、ヘルスリテラシー向上の活動を行っています。またNPOと協力して子宮頚がんに関する活動も展開中。今後はフェムテック分野で女性の健康をサポートし、女性が活躍できる環境を築くことが目標です。